些細なミスかもしれない。どうせ3日後にリリースされる製品かもしれない。だが,その些細なミスの重さを知っているから,_彼_の怒りはおさまらないだろう,と想像できる。そのミスが見捨てられる源となるから。
アップル社がまだ公式発表していない「マックOS 9.0.4」のアップデート版が,同社のサーバからダウンロードできるようになっていた。それはコードネーム「メヌエット」と呼ばれる,社内用のテストプレリリースバージョンとのこと。
先日のMSのデモ版流出(過去記事)とはちょっと違う次元の話だが,なんかジョブズがいちばん嫌いそうなミスなので,担当者のことを考えるとちょっと不憫ですな(^_^;)。メヌエットは噂サイトでは,来週中,それも月曜日にリリースになるのでは? という話が飛び交っていた。と,なるとこれは,最終的な「ソフトウェア・アップデート」コントロールパネルでの更新チェック,となるのだが,それにしてもそれが表に出てしまうのはお粗末。
MacProfではその更新内容をキャプチャ入りで見せている。ファイルの更新日は3月15日。動作検証などのチェックに10日ちょっとと計画通りか。DVD再生の不具合やUSBでの不具合などの修正が見てとれる。同じことを書くようだが,時計の針は戻せない。犯してしまった過ちは取り戻すことができない。コンシューマーOSを提供している,ほぼたった2社が,同じようにミスを犯している姿は,みっともないたらありゃしない。
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